日刊県民福井(2004年9月23日)

県内トップシェア狙う

廃車リサイクル 増え続ける需要

 廃車リサイクル増え続ける需要  同社は、県内で調達した廃車をテクノポート福井にある本社工場まで運び、手作業で分解。取外して使える部品は国内の部品商や自動車修理工場に販売し、古い年式の部品やネジなども海外向けに再利用している。自動車一台のリサイクル率は、約80%に達しているという。
未上場向けの株式市場「グリーンシート」への登録が二十二日決まった日本エコカ工業(三国町新保、野坂信嘉社長)は、今年二月に本格営業を始めた“新興企業”。業績の黒字化は達成していないが、企業の将来性を登録基準として評価するグリーンシートの特性を生かし、株式公開に踏み切ることができた。(尾嶋 隆宏)
 同社にとって“追い風”になっている大きな武器は、来年一月施行の自動車リサイクル法に対応した「厳しい解体手順や施設基準をクリアしている」こと。 基準に対応するため巨額の設備投資を迫られる自動車解体業者が多い中、基準を既にクリアしていることが大きなアドバンテージになっている。最新鋭の分解工場は二月に本格稼動した。二月に百七台だった月間車輌集台数は、それ以降順調に増えており、六月は五百十六台と約五倍に急増。会社設立二年目となる二〇〇五年六月決算で、初の経常黒字として三千万円を計上できる見通しになった。 県内で年間に発注する廃車は約四万台。野坂社長は「地球環境に優しく、価格も安いリサイクル部品への需要は今後も増えていく。三年後には当社で年間一万五千台を引き受けたい。既にそれだの設備能力はあり、県内トップシェアを狙う」と自信をのぞかせる。



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