TSR情報(平成17年2月10日)


ベンチャー訪問

自動車リサイクル革命に挑戦

日本エコカ工業

   
 2005年1月「自動車リサイクル法」が完全施行された。日本エコカ工業は、同法施行をにらみ平成15年6月に設立され、平成16年2月には、最新鋭の使用済自動車リサイクル工場を本格起動させた。厳しい解体手順や施設基準をクリアしたモデル工場として評価され、福井県自動車整備組合とも業務提携、中古車の搬入台数は月を追って増加している。

 これを手作業で分解し、中古部品をはじめ、車体等の鉄、配線等の銅、エンジンのアルミ等金属素材に分別する。中古部品は国内、国外へ販売、金属素材は再生利用資源として金属市場に販売している。古い年式の部品やネジなども海外向けに再利でき、自動車一台のリサイクル率は80%に達するという。

 「自動車リサイクル法」が完全施行された現在、広い工場敷地内は中古車であふれかえっており、同解体作業で分解工場はフル操業が続いている。

 これまで県内では年間約3万台が廃車処理されているが、野坂社長は「今後も安い中古部品等の需要は増加していく。3年後には1万5,000台を当社で引き受けたい。それだけの設備能力は備えており、県内トップシェアを狙う」と自信を見せている。

 この間、平成16年9月30日には未上場企業向け株式市場「グリーンシート」に株式を公開した。同市場には主力の「成長企業銘柄」や「上場廃止銘柄」「地域銘柄」など4つの区分があるが、資金調達を伴う成長企業銘柄「エマージング」への公開は同社が県内第1号で、北陸でも初。創業間もない企業が、成長性を判断してもらえる同市場に公開を果たしたことで、対外信用も向上した。

 「21世紀は環境の時代」と言われているが、同社は「自動車リサイクルの100%資源化、環境負荷の限りない低減」を目標に環境ビジネスを展開しており、リサイクル革命を担う企業として、今後の伸展が期待されている。

                   
                                                    

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