| @ 営業の概況 |
当期におけるわが国経済は、環境ビジネスや自動車関連ビジネス、中国関連ビジネス等の好調とは裏腹に、地方に於いては未だ不況の域を脱する事が出来ず、水面下の状態が続いているのが現状です。しかしながら、内閣府による7月の月例経済報告で景気の基調判断を半年振りに上方修正する等、景況感が一段と改善されてきております。
その様な環境の中、自動車リサイクル業界(自動車解体業界)に於いては平成17年1月より開始される自動車リサイクル法(以下、リサイクル法)を前に業界再編の動きを加速させております。
現在、全国に約5,000社あるといわれている自動車解体業者ですが、今後は、リサイクル法対応の為の統廃合をはじめ、法対応の重いコスト負担から転業という道を選択する業者が増えてくることが予想されます。更に、相次ぐ異業種からの新規参入等の競争激化により、自動車解体業者数が現状の約3分の2程度にまで減ってしまうのではないかと予想されております。
この様な外部環境の中、本年2月より工場の本格稼動をはじめた当社は順調に業績を伸ばしましたが、実働5ヶ月間の実績に於いては計画通りではありますが、利益を計上するには至りませんでした。これは設立当初からの準備にかかる経費をはじめ、工場稼動に向けての設備投資、新技術開発のための先行投資、人員の大幅な新規採用による人材投資及び各種資格取得の為の教育投資等を行ったことによるものであります。
新技術開発については、「解体補助装置の研究開発」にて、本年4月に中小企業創造活動促進法の認定を頂きました。又、このシステムの研究開発及び事業化について(財)福井県産業支援センターより事業可能性としてA評価の審査結果を受け、今後の事業成立可能性が大きいとの評価を得ました。
又、環境省が推奨するエコアクション21の福井市版を福井第一号にて5月に認定頂き、6月には環境ISO14001の英国CI(UK)社による世界に通用する認証取得を頂きました。更に、福井県の新しい制度融資である「開業特別支援資金」の福井県大口第一号として、5,000万円の特別融資の実行が本年5月にありました。
車両入庫に関しては、収集台数、2月度107台、3月度251台、4月度310台、5月度400台、6月度516台と順調に台数が伸びてきております。このまま順調に入庫台数を伸ばし、来期中旬には予定通り単月黒字転換が出来る様、一層の努力を続けてまいります。
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■部門別の状況は次の通りとなっています。
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1.国内パーツ販売部門
使用済自動車から取り外した高年式車の部品を日本全国の部品商・整備業者・鈑金業者に購入して頂く為、全国ネットの販売網をもつ大手ネットワーク3社に加入。と同時に、来期からの本格稼動をにらみ人員の確保及び教育研修を行いました。 |
2.海外パーツ輸出部門
47カ国への輸出に向け、世界各国のバイヤーを工場に招き商談を行いました。又、来期からの本格稼動に向けロシア用コンテナ1本を出荷致しました。更に、国内パーツ同様人員の確保と教育研修を行いました。 |
3.リサイクル素材販売部門
今期の主な収益源となった素材販売ですが、処理台数の増加に伴い売上も順調にアップしてきております。今後更に車1台当たりの素材収益率を上げる為、ガラスくずやプラスチック等の新たな活用の道を探っています。
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4.その他の部門
来年1月より施行される自動車リサイクル法に伴い、各種処理手数料が期待できます。来期における手数料獲得に当っての各種届出を行いました。
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A 会社が対処すべき課題 |
自動車リサイクル業界に於いては現在大きな変革の波が押し寄せてきており、今後においては如何に他社との差別化が図れるかがポイントとなってきています。
当社では他社との差別化の一つとして将来の新しい使用済自動車 (廃車)処分の流れをにらみ、一般ユーザーへのエコカブランドの周知を図る為に、インターネット・新聞・中古車雑誌・FMラジオ等の広告を行っており、積極的に一般ユーザーからの使用済自動車の持込受付を行っています。又、当社において取り外しを行った各種部品や、素材(鉄・アルミ・銅)等の販売に関しては、国内及び世界各国における自動車リサイクル工場とアライアンス(同じ理念を持った共同体)を組む事により様々なメリットを享受できるものと考え、アライアンスネットワークの拡充を続けております。
更に、業界の先頭を走れる企業を目指し、機械を使用しない徹底した手分別による車両の分解リサイクルを特徴とする事により、高いリサイクル率を目指しております。又、ライン方式ではなくセル方式を採用。これにより責任の明確化及び貢献度の確認が一目でわかる為、生産員の士気のアップ、作業の効率アップに繋がっています。
当社では、お客様第一主義、感動サービスをモットーに、時代の変化に素早く的確に対応し、社会のニーズに応え続けて参ります 。
第3期の早い段階での単月黒字化を目指し、社員一同粉骨砕身努力致します。 |